MENU

砂埃の重さを掃く

玄関を開けると風が強い。
今日は黄砂が来るというから、玄関を開け放つのに少しだけ抵抗がある。
でもこの5分だけ。
ほうきを握ってたたきを掃き始める。

今使っているのは、カインズで買った「自立するほうき」。

勝手に立っていてくれるのが便利で気に入っているけれど、今日はその小さな掃き口が少しもどかしい。
砂埃は意外なほどの重さで、なかなか玄関から出ていかない。
棕櫚のほうきだったら、もっとサッサッと気持ちよく掃除ができるのかな。

砂と埃を追い出して、靴を並べ直す。
きれいになったたたきを眺める。

そうすると視界の隅の、廊下の汚れが気になってくる。
ひとつきれいにすると、今度は他の場所が気になる。

掃除はやり始めるときりがない。
この「つながっていくかんじ」。
終わりなきタスクへ誘われる絶望のよう。

もう一度、今スッキリとさせた玄関を見る。
「次はここを」というお誘いは、きれいな場を作るための希望でもある。

玄関掃除をして、絶望と希望の両方を感じた朝。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次