12月のイベントといったら、なんといってもクリスマス。家族と、友達と、友人と、楽しいパーティーの始まりだ!お仕事などで忙しい人も、街がキラキラ華やぐクリスマスはウキウキソワソワするものですよね。そのクリスマスと同時期にあるのが、冬至です。
24節気のひとつで、冬に至ると書いて冬至。冬至は一年のうちで一番日が短い日に当たります。そう考える太陽の力が弱く陰の気が強そうなイメージですが、冬至は一陽来復とも言い、これはこの日を境に日が伸びて陽の気が強くなってくることを表す言葉です。
冬至は陰が極まり、これから陽が増えてくるという、とても神聖な気を持つ日と考えられます。
重陽のような節句ではありませんが、この日を大切に過ごすことで『新たなスタート』の気を取り入れ、来る年末、お正月の新たな気をより高めることができるでしょう。冬至は終わり、そして始まりの気を持つ日なのです。
冬至の日の開運行動は?
冬至に行うべき開運行動は、ズバリ日本で昔から行われていることです。代表的なことはゆず湯に入ることとカボチャを食べること。それぞれ見てみましょう。
ゆず湯に入る
冬至になぜゆず湯に入るのがオススメなのか? 柑橘系の中でもなぜゆずなのか、ズバリ解説しているものは見当たらないのですが、柑橘系の果物は金運を高める効果があるとされます。冬は水の季節ですが、クリスマスの時期と重なるなど、この年末は金の気が動く時期でもあります。年末やお正月のバタバタした、それでいてどこか華やいだ感じにも金の気が宿っています。金の気をもつゆずはこの時期にぴったりのものなのです。
また、ゆずは日本古来の果物であり、その意味では土の気を持つ果物。強い香りは浄化の気を持つため、終わりと始まりの日である冬至にゆず湯に入って身を清め、その力をいただくのは五行的にみてもかなり理にかなった開運行動です。
かぼちゃを食べる
かぼちゃは冬至の「終わり」の意味を強めて「完了」の気を強めるために食べます。なぜかぼちゃが官僚の気を強めるのかというと、かぼちゃの別名である「なんきん」の中に終わりの言葉である「ん」が含まれているからです。実は冬至にはカボチャ以外にも「ん」のつく食べ物を食べると縁起が良いとされ、「運盛り」と言われていました。
他にも、れんこんや人参、銀杏や金柑、寒天、うどん(うんどん)を食べると良いと言われ、これらはかぼちゃと合わせて冬至の七草と呼ばれています。余裕のある方はカボチャにプラスして食べるのもよいと思います。
願い事を紙に書く(ディクリエーション)
新月に紙に10個のお願い事を書くことをディクリエーションと言います。冬至は太陽が最も弱まり、そしてまた強くなっていくことから、太陽の誕生日と考えられてきました。新月同様、新しい太陽の再生に合わせて10個のお願い事をしてみましょう。ディクリエーションで願い事を書くときは「~~してほしい」ではなく、「~~した」と完了形(すでに叶った形)で書くようにしてくださいね。
冬至を大切に、来年を明るいものに
年末年始、お正月は自分をリセットする良い機会です。どんな人でも、大みそかには今年一年がどんなものだったか振り返るものではないでしょうか。その少し前、12月22日頃に冬至が訪れ、太陽は一足先に生まれ変わります。その自然のリズムに合わせて、そして来年をより明るいものにするために、ぜひ冬至を楽しんでくださいね。
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