「結婚したいけどできないと思っている女性」に心を込めて贈る連載の第3回目です。
「幸せな結婚生活」は本当にいいものですぞ。
まだ読んでない人は過去記事もどうぞ。
さて、1回目では「覚悟の大切さ」、2回目では「結婚できない女性に共通する特徴」を見てきました。そして今回は、ナイカンナ的婚活において、とても大切なことをお伝えします。
今回お伝えすることは「幸せな結婚生活」に絶対に必要なことだと考えています。この連載でお伝えしたいことはまだたくさんありますが、中でも今回の記事は一番大切なことです。
この連載を読んでくださっている人は、ただ結婚したいわけじゃないですよね。「幸せな結婚生活」がしたい人ですよね。
実は、「幸せな結婚生活」を送るためには、自分自身が「ある状態である」ことが必須なのです。
それってどんな状態? どうしてそれが必須なの? どうすればそうなれるの? 今日はそんなお話です。
幸せな人が幸せになる。自分を愛する人が誰かに愛される
心理学、あるいはスピリチュアルを勉強すると必ず目に入ってくるのが「自分の現状は自分が作っている、選んでいる」という法則です。過去にどんな不自由があったとしても、たとえ選択肢がなかったとしても、今いる現状は自分が好んで選び取ったものなのです。この法則に異議を申し立てたい人や気持ちがグルグルしてしまう人もいるかもしれませんが、このルールに対しての解説は他の記事にゆずります。今日のところは、これはこの世界の法則ということで、「台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2」と同じように飲み込んでください。。。「どうやらそうらしいぞ」と。
同じように「自分の内面が外の世界を作っている」とも言われます。ニュアンスが少し違いますが、言っていることは同じです。私たちの中にある、無意識を含めた内面が、自分の世界を作っているということです。
さて、少し前置きが長くなりましたが、この法則を理解して婚活のために使おうと思うならば、今すぐにできることがあります。
それは『自分を愛する』ことです。『自分を愛すること』とは、『自分のすべてを受け入れていくこと』です。
「自分で自分を愛する」ことは内面で完結できることです。だから、誰でも今ここから取り組むことができます。
そして、自分の中に愛を増やしていくとあなたの内面世界に変化が起こっていきます。
究極的には「誰かに愛されなくても私は一人でも大丈夫」と思えるまで、自分を大切にして愛していくことも可能です。ですが、ここが面白いのですが、>そのように自分を大切にして愛している人のことを、人は愛さずにはいられないのです。自分を愛している人は、人に愛され、求められ、大切にされます。
ですから自分を愛し、内面に愛を増やしていくこと。そのような「愛のあふれる状態」であることは「幸せな結婚生活」のためにも必要なことなのです。
恋する気持ちは「不足感を埋めてもらおう」という気持ち
ここで話は変わりますが、「恋愛」の気持ちとは心理的にみるとどういう気持ちなのかというと、それは「自分の不足を相手に埋めてもらおうという気持ち」になります。なんか、そう言われると夢が壊れたような気がしますよね。
あの、恋愛をしている時のドキドキしてるかんじ、彼と触れ合えた時の幸福感、彼を想う時の甘く切ない気持ち……。そして結婚するなら、どうせなら「運命の人」と結ばれたいと誰もが思っているはず。
あのリアルな感情や感触、幸福感は恋愛でしか味わえないし、恋愛で味わうべきもの。と思っている人もきっと多いはず。
なのに「自分の不足を相手に埋めてもらおうという気持ち」って……。そういうんじゃない! もっと、もっと運命で神聖で……、恋って愛って、そんな気持ちなんだ! という気がしてこないでしょうか。
なので先に言っておきましょう。
ご安心ください。恋愛は「自分の不足を相手に埋めてもらおうという気持ち」ですが、それはとても神聖で、運命的なものです。
また、こんな疑問も生まれるかもしれません。
「さっき究極的には一人で大丈夫と思えるまで自分を愛することも可能だと言っていたけど、もしそういう自分になったら結婚したいという気持ちがなくなるのでは?」「結婚したいと直感しているので、そういう状態になるのには抵抗があるのだけど……」などという疑問です。
またもや結論から先に言うと、「今持っている、結婚したいという気持ち」はもしかしたら、なくなるかもしれません。でもその状態は今よりも幸せな状態です。そして「結婚できる確率」は今よりも格段に高まります。そして、あなたの持っている「結婚したいという直感」はなくなることはありませんので安心してください。
具体的に言うと「結婚したい」という焦燥感はなくなり、もっとポジティブでナチュラルなかんじで結婚に対して前向きな自分に変わります。そしてなによりも自分の「運命の人」に出会った時、「この人だ」と直感できるようになっていくのです。
運命の相手は運命から選ぶ。自分の飢餓感から選ばない
恋と愛は別物とよく言われますが、恋のあの、激しく誰かに執着し、求める気持ち。それは「自分の不足を相手に埋めてもらおうという気持ち」にほかなりません。
誰かに恋をする時、私たちは直感で「この人ならばわたしの欠けた部分を補ってくれる」または「癒してくれる」または「忘れさせてくれる」ということを感じ取り、その人のことを求めます。なにしろその人がいれば、「自分のダメな部分」が「OK」に変わる(と信じている)のですから、その人のことが欲しくて欲しくてたまらなくなるのです。
ここでいう「自分のダメな部分」というのは無意識を含めた自分の内面の中で、自分自身が激しく嫌っている自分のことです。
恋の歌などで「欠けたピースが合うようにあなたと出会った」的なことが描かれることがありますが、まさに私たちは自分が嫌っている部分のことを、自分から欠けた部分があるように感じています。ですが、「彼」がいればその部分が埋まり、「欠けた自分」はいなくなり、安定し、安心し、自分自身を自分でOKと思うことができるようになると感じているのです。
なので、首尾よくその彼と付き合えても「思っていたのと違う」のであれば恋は冷めていきます。なぜなら、求めているのは欠けた自分を埋めてくれる人だから。わたしたちは「わたしはこれでOKなんだ」と思いたいのです。本当に、その実感こそ、わたしたちが欲しいものなのです。
この時の直感は「自分の嫌なところをOKにしてくれる、または癒してくれる、または忘れさせてくれる」存在に対して働きます。わたしたちは自分の欠けたところ、嫌なところを見るのを本当に嫌がっています。それを見ないで済むのであれば、ほかのどんなことでもする、と思うくらいだったりします。だから彼とうまくいった結果、たとえ綺麗なまるい形になれなくても、少しぐらい歪でも、それどころか実際につらいことが起こっても、自分の欠けたところ、嫌なところを見ないで済むのならば、その彼を手放したくない、絶対に手に入れたいと思ってしまいます。
これが、恋が飢餓感である理由、飢餓感から始まる恋の仕組みです。
では、「自分を受け入れ、自分をまるごと愛している人」は恋をしないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。「自分を愛している人」は「欠けたところのない丸い形をした人」ではないからです。
ここは、心理学やスピリチュアルを勉強した人の中にも混乱している人がいる部分です。
「自分を愛している人」とは、「欠けたところのある自分のことをOKだと思っている人」のことです。
ですから、もちろん「自分を愛している人」も恋をします。欠けたところのない人なんて、いないからです。
でも恋に盲目的になったりはしません。自分の中の見たくないものを見ないために、必死に相手を求めたりしません。
でも「運命の人」に会えば、その人と一緒に生きていきたいと思うのです。「自分を愛している人」は欠けたところを嫌っているわけではありません。でも、その部分を埋めて丸くなりたいと思うのは、人間の本能のようなものなのだと思います。
だから、「その人」と出会うのは運命です。だって自分と合わさって、丸い形になれる人と出会える確率なんて、本当にわずかじゃないですか!
自分を受け入れて愛すると、運命の恋がやってくる
今日の記事も大分長くなってしまいました。
本当に大切で、余すところなく伝えたいことだったので……。スミマセン。
でも、ここまで読んでくれてありがとうございます。お疲れさまでした。
「自分を愛すること」が「幸せな結婚生活」のためにどんなに大切で必要なことか、少しでもわかっていただけたでしょうか。
自分を愛する人は
- どんな自分であっても、自分にOKを出すことができる
- 他の人にも大切にされるので、結婚相手に大切にされる
- 自分の「ほんとうの運命の人」を見抜くことができる
- 婚活中も、焦らずに幸せに生活することができる
のです。
最優先記事だ! といった意味がお分かりいただけましたでしょうか^-^
自分を愛する人とは、自分を受け入れ、大切にしている人のこと。
自分を少しずつでも受け入れていくことは、「幸せな結婚生活」のための一番大切な準備です。今日からすぐに行っていただきたいことです。
「でも、じゃ、実際なにをすると効果的なの?」という部分については、次回書きたいと思います。
今日はひとまず、ゆっくりお風呂に浸かって、自分の体のことを「いつもありがとう。お疲れ様!」とねぎらってあげてはいかがでしょうか。
次回の更新をお楽しみに!
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